【令和2年度】竜丘小学校6年生★竹育活動報告

━ 天竜川鵞流峡復活プロジェクトからのお知らせ ━

令和2年度竜丘小学校6年生と天竜川鵞流峡復活プロジェクトがタッグを組んでプロジェクトを立ち上げました!
こちらは、6年生の有志「web情報発信チーム」が企画・製作した、鵞流峡にまつわる活動のPRページとなります。
竜丘地域の子どもたちが語る熱い想いを受け取ってください。

※このページを最後まで見ていただいた方へ。ページの最後に鵞流峡復活プロジェクトからささやかなプレゼントがございます。


━ はじめに ━

私たち令和2年度の竜丘小学校6年生は、今年も天竜川鵞流峡復活プロジェクトの一環として、竹伐りとメンマに使われる孟宗竹の収穫を行いました。
【天竜川鵞流峡復活プロジェクトとは?】

●長野県飯田市にある鵞流峡
●元々、竹林が荒れていた鵞流峡を整備し、地域を活性化させるのが目的。

【鵞流峡復活プロジェクトについてどう思っているか6年生にインタビュー】

●竜丘の竹を使ってメンマにして食べたりイカダにしたり、環境を良くしながら学べるのでいいと思いました。(日焼け止めさん)
●竹がたくさんあると交通にも影響が出るので、伐った竹を有効活用できるのは良いと思いました。(ミトコンドリアさん)
●歴代6年生の活動を引きつぎ、鵞流峡復活プロジェクトの活動を楽しんでできてよかったです。(熱男さん)

【鵞流峡復活プロジェクトの感想】

●今まで荒れていた鵞流峡がここ何年かプロジェクトによってきれいになって、竜丘地域の人が喜んでくれてうれしかったです。竹をメンマにしたりイカダで遊んだり有効活用して楽しめてよかったです。(Yellow&Pinkさん)
●鵞流峡復活プロジェクトによって、すごく伸びていた竹を伐って天竜川がきれいに見えるようになって環境が良くなったり、伐った竹をメンマ販売という形で友好的に使うことができたので良かったと思います。(チンジャオロースさん)
●鵞流峡復活プロジェクトは環境や地域にも良い活動だとおもったので、これからも続けて欲しいです。鵞流峡の竹を使って、これからメンマの活動に取り組むので地産地消に少しでも役に立てたらいいです。(あおアニさん)

鵞流峡の様子


━ 初めての竹伐り ━

令和2年2月、私達(当時5年生)は初めての竹伐りをしました。場所は駄科旭松工場付近の竹林。プロジェクトの皆さんとの顔合わせも兼ねており、説明を受けてから始めました。

【活動のやり方】

服装はヘルメット、長袖長ズボン、軍手。鋸や竹の枝で怪我をしない為です。
ポイントはコミュニケーションをとることです。「(竹を)倒すよー」と声を書けることで、これも怪我防止につながります。

竹の伐り方 竜丘小

伐り方は、
①受け口を伐る。
②その反対側から追い口を入れ、そのまま倒せるくらいになるまで伐る。(他の人が竹を押さえておく)
③枝を切り落とし、長いものは切り分ける。

以上の順番です。受け口と追い口を伐るから、門松のような先がとがった形になります。

 
 
【まとめ】

この時の様子について、6年生の担任の先生2人にインタビューを行いました。

<6年1組担任:和田英幸先生>

足場の悪い所ながら、話を聞いて頑張っていた。(46人という)少ない人数でも苦にせずできていた。

<6年2組担任:宮下快先生>

地域を守る為に誰かがやらないといけないことだから、小学生のうちから経験できるのは貴重だと思う。

やり方に戸惑いながらも46人で協力してできた竹伐り。昨年までの6年生から受け継いだ活動の第一歩は、私達にとって忘れられない思い出となりました。

竜丘小6竹林整備
竜丘小6竹林整備
竜丘小6竹林整備
竜丘小6竹林整備

━「初めての竹伐り」章 執筆編集:熱男・秋桜・柊 ━


━ 地区別登校 幼竹採り ━

メンマ商品「天竜いなちく」の原材料となる伸びすぎた竹の子※1を収穫しました。通称「ほっき」※2と言われる天竜川の上を通る県道沿いから、険しい崖を降りていきました。

※1通称「幼竹」と言います。
※2「ほっき」とはこの地方の方言で崖を意味し、天竜川沿いの地域名にこの言葉をつけて渓谷の上にあることを表現します。この文中では天竜川西岸の「長野原ほっき」を指します。

【やり方】

令和2年5月下旬に竜丘小学校の6年生たちは鵞流峡復活プロジェクトの方々と、ほっき付近の竹林で幼竹採りをしました。
新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、生徒の居住地区別に分かれて幼竹採りを行うことになりました。

【はじめに】

幼竹は、2mほどのものをのこぎりで切り、みんなでバケツリレーのようにして運び、ロープで幼竹をしばり、上にいる人がそのロープを引くと幼竹が上に上がるという幼竹の運び方にも工夫がありました。
また、幼竹をゆらして幼竹を採るという方法があり、びっくりしました。

【感想】

足場が悪く、崖だったためスリルがあってこわかったです。
幼竹は、5年生で切った竹よりも、やわらかくて伐りやすく、速く簡単に伐ることができました。

地区別登校で、人数が少なかったけど鵞流峡復活プロジェクトの方々のご協力で楽しく、安全にできました。

【インタビュー】

イェーイマルスビースイビリストさんはなかなか伐れないものと簡単に伐れるものがあった、おもしろかった、と言っていました。
6-1担任の和田先生は、みんなよく頑張ってくれたと言っていました。

地区別竹の子とり
地区別竹の子とり

━ メンマ製造工程 ━

幼竹を収穫してから、皮をむいて節の部分を切って取り除く作業をしました。その後は、プロジェクトや地域企業の方々が商品の製造を行いました。
【竜丘小6年生が担当した加工】

幼竹を収穫した後、竜丘自治振興センターに運んで皮むき・切断を行いました。長かった幼竹を5~10cmに切りました。切っている時の感触がやわらかかったです。

【釜茹で・洗浄・計量】

切った幼竹を釜茹でし、水で冷やして塩漬けします。幼竹の重量に対し塩30%の割合で計算します。

【塩漬け・発酵】

幼竹を樽に塩漬けします。樽を谷口醸造(株)へ運び、最低1ヶ月、大型冷蔵庫内で保存します。約1ヶ月の漬け込みで幼竹は発酵し旨味を凝縮させていきます。

【選別・脱塩・下漬】

ここから製造開始です。約1ヶ月ぶりに樽から出された幼竹は作業台の上へ乗せられ選別作業に入ります。硬そうな部分、小さなゴミ・破片などを取り除き良品だけを残していきます。その後、脱塩のため一晩タンクで流水状態にし、徐々に塩分を抜いていきます。味付けし、冷蔵庫で一晩寝かせます。
翌日、鈴ヶ沢南蛮を混ぜます。鈴ヶ沢南蛮は「南信州の伝統野菜」に認定されていて阿南町で栽培されています。普通の唐辛子に比べて辛くうまみもあります。原料に対して0.03%を加えてよく混ぜます。

【計量・包装】

自動充填機という機会で計量・袋詰め・調味液の注入・真空充填を行います。
■幼竹を充填機に投入

■製品重量の100gを自動計量

■人の手を使わず、自動袋詰め

■下漬けした残液(味付時の残った液)30ccと、ごま油2.5gを加えます。

【殺菌・検品】

■85°Cのお湯の中に2分間通します。

■90°Cの蒸気殺菌機に30分間入れます。

■製品を冷ますため10°Cの冷却水に10分間通します。

■異物が入っていないか金属探知機とX線検出機で検査します。最終的に人の目でも確認します。

竜丘小オリジナルデザインのラベルを貼って終了です。
谷口醸造の方の指導で、みんなで手分けをして貼りました。
おいしいメンマ「天竜いなちく」の完成です!

幼竹収穫
幼竹収穫
製造
製造

━ 竹いかだ ━

8月19日㈬、竹いかだづくりをしました。鵞流峡復活プロジェクトの方と竹いかだ師の方、地域の方に強力していただきました。
【作り方】

・学校のプールに竹を入れる。(プールの中に入れることで、作ってから重いいかだを持たなくてもいい)
・軸となる木を竹の上に乗せて、紐で竹と木を交差するようにしばる。

【レース】

・A、B、Cの3つのチームに分かれレースをしました。
・一つの竹いかだに3人づつ乗り、1周50mをリレー形式でやりました。
・レースで一番早くゴールしたのはCグループで、次にBグループ、Aグループとゴールしました。
・一番早くゴールしたCグループは、いかだに校長先生を乗せ、協力してくださった方々に感謝の気持ちを込め押していって、竹いかだを揺らしました。結局自分から落ちてしまいました。

インタビュー:6年2組担任:宮下快先生

竹いかだは私自身も人生ではじめての体験で、竹にこんな楽しい活用法があるんだなと思いました。

【感想】

・初めて竹いかだを作って、竹をこんな風に活用できるんだなと改めて思った。
・竹いかだを作る時は難しかったけど、漕いだら結構進んで楽しかったです。竹いかだを作って、竹はいろんなことに使えることがわかってすごいと思いました。
・竹いかだは初めての体験だったけど楽しめたし竹にこんな使い方があると知って驚いた。

竜丘小6竹いかだ
竜丘小6いかだ
竜丘小6いかだ
竜丘小6いかだ

━ ペンネーム:沖・梅・雪花 ━

━ 「天竜いなちく」オリジナルデザイン・ギャラリー ━

「天竜いなちく」商品ラベルと広告チラシの竜丘小オリジナルデザイン案をまとめました。力作をご覧ください。
※チラシについては、作成後に販売日程が変わったために修正変更を記入しているものがあります。ご了承ください。

━ラベルデザイン━

━チラシデザイン━


━天竜川鵞流峡復活プロジェクトよりスペシャルプレゼント♪━

このページを最後まで見ていただいた方のご多幸をお祈りして、ラベルデザイン画から龍のモチーフを選んで2種類のスマホ壁紙画像を作りました。ぜひダウンロードしていただいて、開運アイテムとしてご活用ください!
お勧め活用法は…、片方はロック画面に、片方はホーム画面に!!天竜川の竜神パワーをスマホから感じてくださいね。

■iPhoneの場合 ※iPhoneX以降のサイズに対応しています。
1.壁紙にしたい画像を長押しします。
2.「”写真”に追加」をしてスマホに保存します。
3.設定/壁紙/壁紙を選択/すべての写真 から画像を選択します。
4.プレビューが表示されます。iPhoneX以前の機種の場合は、画像を上下にスクロールしてお好みのトリミングにします。
5.「設定」をタップします。

■Androidの場合 ※アスペクト比2:1に対応しています。
1.壁紙にしたい画像を長押しします。
2.「壁紙として設定」をタップします。
もしくは
1.壁紙にしたい画像を長押しします。
2.「画像を保存」でアルバムに保存します。
3.ホーム画面の空いているところを長押しすると壁紙変更画面になります。
4.画像を選択してから、ホームボタンをタップしてホーム画面に戻ります。
5.ご使用機種のアスペクト比によっては、壁紙画像トリミング用のアプリなどをご活用ください。

■パソコンに保存したい場合
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