しあわせ桜
鵞流峡の西岸を通る道路のさらに上にも竹林がはびこっていました。
竹だけが生い茂っているかと思われていましたが、船頭さんは毎年春になると竹林の上に少しだけ桜のピンク色が見えるのを知っていました。
道に覆いかぶさるように生えていた竹林を整備すると…、
なんと、日光を求めて背を高く伸ばした桜の木が現れたのです。
幹が4本絡まるように立っていることから、「しあわせ(四合わせ)桜」と呼ばれるようになりました。
桜の開花時期になると長野原竹宵の会が竹灯籠をディスプレイして、地域の人がお花見をしたり、ライトアップの風景を楽しんだりしています。
令和元年には新たに整備した場所からもう1本の桜の木が見つかり、「令和桜」と名付けられました。