【令和4年度】竜丘小学校6年生★竹育活動報告
━ 天竜川鵞流峡復活プロジェクトからのお知らせ ━
令和4年度竜丘小学校6年生は、コロナ禍においてもあきらめず、地域と竹についての学びを深めました。
一年間の活動と成長を子どもたち自らがまとめたページです。
ぜひお楽しみください。
━ 1.はじめに ━
私たち⻯丘⼩学校6年⽣は、鵞流峡復活プロジェクトに参加しています。
〈主な活動〉
●幼⽵狩り
●加⼯(⼦供たちができる所まで)
●「いなちく」の販売
〈今までの活動〉
鵞流峡復活プロジェクトへの参加は、2016年に始まりました。
2016年 ⽵の伐採 ⽵を使った⼯作 ⽵炭BBQ
無煙炭化器による 炭作り 天⻯⾈下り
2018年 幼⽵狩り ⽵いかだ遊び メンマ作り開始
2019年 メンマのラベル作り開始
2020年 ホームページ作成開始 ⻑野県教育委員会賞受賞
2021年 ⽵パーテーション作り
2022年 いかだ遊び&⽵炭BBQ(コロナの感染状況により中⽌)
曽根原さんはじめ、鵞流峡復活プロジェクトのみなさんに⾊々な事を教えてもらいながら、毎年活動に取り組んできました。今では、「⻯丘といえばメンマ」と認知されるほどになりました。
━ 2.プロジェクトを始めたきっかけ ━
かつての鵞流峡は美しい光景が広がっていましたが、竹林の手入れがされず荒れ放題の放置?林となり、暗くなった場所に大量のゴミが不法投棄されて、川沿いの景観を損ねることが問題となっていました。
そこで、竹林を整備し、きれいにして鵞流峡の美しさを保つために、プロジェクトが始まりました。
プロジェクトは、2015年から始まり、今年で7年目です。
今年も先輩達の活動を受け継ぎ、プロジェクトを行っています。
━ 3.幼⽵狩りについて ━
5月に2度、いなだに竹Links代表の曽根原さんたちと一緒に鵞流峡で幼竹刈りをしました。
そこは「湯ノ瀬」と呼ばれ、とても急で落ちたら危ないところでした。
足元が滑るので、ゆっくりと降りていって幼竹を切りました。
幼竹は、急斜面にありました。
切るのは竹になる前の3mくらいの幼?です。
幼竹を根本のところで切りました。
切ると倒れ、そこの中からちょっとねばねばした汁が出てきました。
切った幼竹は、ロープを使って上に持ち上げました。
【感想】
・初めて幼竹刈りをみんなと協力できて良かったです。坂を降りるときるときはあぶなかったけど、行ってよかったです。
・初めて幼竹刈りをしたけど、思ったより簡単にできてよかったです。
・しっかり曽根原さんの話を聞いて楽しくできた。
・幼竹を切ったら思ったより簡単にできた。
・ノコギリで幼竹を切るのが楽しかったから、またやりたい。
・最初は難しいと思ったけど、やってみたら簡単だった。
━ 4.加⼯ ━
【幼⽵の加⼯⾏程】
幼竹を取ってきたら、竜丘自治振興センターのうらに持って来て、皮をむきました。
最初に5㎝~6㎝くらいの大きさで切りました。
柔らかいところだけをメンマにするので、硬いところと柔らかいところに分けました。
柔らかさは包丁を入れてみるとわかります。
包丁がスッと入るところは柔らかくて硬いところは包丁が入りにくかったです。
【⽵の⼦を加⼯してみての感想をインタビュー】
・竹の子を切るのが気持ちよかったです。
・竹の子を切るのは最初は難しそうと思っていたけどやってみると簡単で楽しかったです。
・難しいと思っていたけど、簡単に加工できました。
・玉ねぎみたいな形を半分にスパッと切れて気持ちよかったです。
・最初は簡単に切れないと思っていたけど意外と簡単に切れました。
・皮をむいても皮がなくならなくて楽しかったです。
━ 5.ルーシー先⽣のデザイン講座 ━
9月、ルーシー先生からメンマのラベルデザインの話を聞きました。
その中からデザインのコツを紹介します。
<デザインのコツ>
①主人公が誰かを考える
②キャッチコピーを一つ入れる
③キャッチコピーは自分らしい言葉で伝える
④ラフデザインを何回も作る
⑤マンガ、アニメ、ゲームのキャラクターや他の人が書いた絵などは使わない
⑥NGワード安心安全・地域という言葉は使わない
━ 6.⾕⼝醸造さんのお話 ━
谷口醸造さんが漬物やメンマができるまでのつくり方を教えてくれました。
【⾷品になるまで】
⽣産→製造業→御売業→飲⾷店→観光業→輪出業
【いなちくが出来るまで】
☆自分たちでやった事
①幼竹を収穫。
②幼竹の皮をむく。
③幼竹を切る。(噛み切れるくらいの硬さの部分だけ使う。)
④幼竹のアクを抜く。大きな釜でアクを抜く。
☆やってもらった事
⑤谷口醸造さんの所で塩漬けをする。(約1カ月熟成する)
⑥選別する。硬い部分や小さなものなどを取り除き、良いものだけにする。
⑦脱塩する。大きなタンクで水を一晩流して塩を抜く。
⑧鈴ヶ沢南蛮を入れる。鈴ヶ沢南蛮とは、信州の伝統野菜に認定されている唐辛子です。
⑨計量・包装をする。g(グラム)の計量、袋詰を機械で行う。
⑩殺菌、検品をする。殺菌のための機械でする。また、機械を使って検品した後、人の目でもチェックする。
⑪自分たちの作ったラベルを貼る。
━ 7.お店の準備(作成中 随時更新します) ━
天竜いなちくを売るための看板やレジ、呼び込み役のマスコットなどを作りました。
売るところも自分たちで決めます。
予定はあいぱんや公民館などです。
メンマは竜丘小学校150周年記念にちなんで1500個販売します。
チラシでいつどこでメンマを何個売るかを書いた紙を配る予定です 。
━ 8.販売の様子(作成中 随時更新します) ━
自分たちで作った看板やレジ、呼び込み用のマスコットなどを使って天竜いなちくを販売します。
━ 9.みんなの感想 ━
【活動内容】
鵞流峡復活プロジェクトに参加してみての感想をみんなに聞きました。
・幼を細かく切るのがスパスパ切れて、すごく気持ち良かったです。
・デザインの本当の意味がくわしく分かって良かったです。
・竹が急斜面に生えていてびっくりしました。
・竹はすごくかたいと思っていたけれど、思ったよりやわらかかったです。
・デザインのことがくわしく分かったから、メンマを買ってもらえるようなデザインを考えようと思いました。
・幼竹刈りで、幼竹をザクザク切るのが面白かったです。
・幼竹でいかだやメンマなどのいろいろなものが出来ることを知ることができて良かったです。
・幼竹の切り方が分かったし、幼竹で出来たメンマもおいしかったです。
・幼竹を刈り取った後、皮をむくのが気持ち良かったです。
・味付けの前のメンマが、コリコリしていておいしかったです。
・幼竹刈りは、大変だったけど楽しかったです。
・幼竹を切る時の感覚が、面白くて楽しかったです。
・幼竹を刈り取った後、皮をむくのが気持ち良かったです。
・多くの手順でつくっているから、おいしいメンマができるんだなと思いました。
・幼竹を刈って、環境のためにもなると幼竹でメンマが作れるさまに一石二鳥で良いと思います。 6年1組担任 和田 英幸
━ 10.150周年記念事業━
竜丘小学校は今年、創立150周年を迎え、11月5日には、150周年記念式典がありました。
【記念式典プログラム】
記念式典」(竜丘小体育館)8:35~9:20
○オープニングセレモニー 鈴岡太⿎の演奏
(1)開会の⾔葉
(2)学校⻑挨拶
(3)来賓祝辞
(4)来賓紹介
(5)「⻯丘⼩学校150周年の歩み」上映
(6)児童会⻑挨拶
(7)校歌⻫唱
(8)閉会の⾔葉
【150周年記念でやったこと】
○ 児童
・ クリーンデイ…竜丘小に感謝の気持ちを込めて、普段の掃除では手が届いていない窓枠やかべ、床のすみなど細かいところを月に1回全児童で掃除をしています。
・未来予想図… 高学年の各クラスで50年後の竜丘を予想して書きました。
・ お気に入りの場所… 低学年の一人ずつお気に入りの場所を選び、代表の作品が選ばれました。
・ 音楽会… 記念式典の後に竜丘小学校児童が演奏、合唱をします。「竜丘コーラス」の皆さんが特別出演しました。
・ 絵画展… 全学年、飯田美博の手塚先生にご指導いただき、絵をかきました。11月〇日から竜丘公民館に飾られるので、ご覧ください。
○ 大人
・木下紫水物語…竜丘小学校で図工を教えていた木下紫水先生の物語です。
・150周年記念誌… 竜丘小学校の歴史などを150周年を記念し、本にしたものです。
・150周年記念式典… 150周年を記念した式典です。
【⻯丘⼩学校キャラクター総選挙】
・昨年度、全校児童から竜丘小学校のオリジナルキャラクターを募集し、竜丘小学校にある古墳池(カッパ池)のカッパとギフチョウを合体させた「ギフパー」に 決まりました。
【⾼学年,未来予想図】
150周年記念に高学年の各クラスで、未来予想図を書きました。
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━ 11.「天竜いなちく」オリジナルデザイン・ギャラリー ━
「天竜いなちく」商品ラベルの竜丘小オリジナルデザイン案をまとめました。力作をご覧ください。