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初の試み!竜丘っ子の炭俵作り

鵞流峡の西岸にあたる竜丘には、「長野原」という地区があります。
そう、あの竹灯籠制作グループ「長野原竹宵の会」が活動しているところです。
その地域に、以前に作られた竹炭用の炭窯があります。

鵞流峡復活プロジェクトのメンバーである小市さんが、長らく使われなかった炭窯を生き返らせる活動をしています。
ここにも新たな「復活」のストーリーが生まれつつあります。

今年の竜丘小学校5年生の有志数名が、この窯を活用して竹炭を焼く体験をしました。
そこで小市さんは考えたのです。
「せっかく炭を焼いたのに、バラバラと持って帰ってもらうだけではつまらない…」
こうして生まれたアイディアが、小さくて可愛い炭俵を子供たちが作って、そこに炭を詰めるのはどうだろう!?

なんてナイスアイディアなんでしょう!
試行錯誤して試作品を作り、「小市先生」として子供たちに作り方を教えることになりました。

堂々とした先生っぷりです。

俵を編むための仕組みも小市先生自身で考えたもの。
細かいところまで配慮されています。

使い方の説明を熱心に訊く子供たち。

2人一組のペアを組んで、集中して作業します。
最初はおっかなびっくりで時間がかかりますが、最後の方はすっかり慣れて手早くなっていきます。

クラスの半分の生徒は、一つの俵に詰める炭の量を仕分けします。

適量を図るのがなかなか難しく、皆で意見を交換しながら量を調整していきました。

子どもたちには少し難易度が高い作業かと思いましたが、そこはさすが竜丘っ子!
最初に俵にチャレンジした子は良いものを作り上げてくれました。

子どもたちが炭俵を持って帰って家族に見せるところを想像するとワクワクします!
こうやって体験から学ぶ機会をもっと増やしていきたいと思います。